日本進化学会第18回大会では、以下の一般公開イベントを企画しております。
どなたでも入場無料です。事前の参加申込みも不要ですのでお気軽にご参加ください。
市民公開講座 「進化を表現する人々」
進化学は、我々の住むこの地球における生物多様性を理解するための学問分野ではありますが、そこには生き物の美しさをあらゆる視点から表現しうる芸術的な側面も多分に見え隠れしています。今年の公開講座では、生き物のかたちや進化を独特な方法で表現している3人の先生に登壇していただき、芸術の域にまで達するかれらの進化表現を存分に堪能していただきたいと思います。
日時 | : | 平成28年8月28日(日) 13:00〜15:00 |
会場 | : | 東京工業大学 大岡山キャンパス 蔵前会館1階 くらまえホール (アクセスはこちら) |
講演者
13:00〜13:40 | 長谷川 政美(復旦大学、統計数理研究所) 「進化を表現する曼荼羅」 |
13:40〜14:20 | 近藤 滋(大阪大学) 「シマウマは、縞模様を得たウマ、ではなく、均一中間色を失ったウマ、である」というお話し。 |
14:20〜15:00 | 小田 隆(成安造形大学) 「生命を表現するイラストレーション」 |
生き物グッズ展示・販売 「東工大驚異の部屋」
今年は「東工大驚異の部屋」と題した、生き物グッズや鉱物の展示販売会(細密画、剥製、はがき、文房具など)をおこないたいと考えています。この夏はぜひ、お小遣いを少し多めに持って「東工大驚異の部屋」に足をお運びください。きっと、お気に入りの生き物グッズが見つかることでしょう。ちなみに、驚異の部屋という名称は、古い時代のヨーロッパで貴族や文人が珍品を集めた展示室「ブンダーカンマー」に対応する邦訳です。
日時 | : | 平成28年8月25日(木)〜28日(日) 10:00〜16:00 |
会場 | : | 東京工業大学 大岡山キャンパス 本館講義棟 H103講義室 (アクセスはこちら) |
出店予定者
- はくラボ「認定NPO法人 大阪自然史センター」
- 科学バー(キウイラボ)
- STUDIO D'ARTE CORVO (小田隆)
- パイライトスマイル
- RC GEAR
- エンウィット
- あまのじゃくとへそまがり
- エーアンドゼット
- バクテロイゴ
- 工房うむき
進化学夏の学校
「次世代シークエンスデータからの変異抽出をもう一度見直してみよう」
次世代シークエンサー(NGS)はゲノムワイド・多数サンプルの変異情報を収集する上で欠かせないものとなっている。しかしながら、得られるデータ量の大きさゆえにすべての結果を目視確認することは困難であり、精度評価や統計解析をブラックボックス化したツールにゆだねて重大な過誤を見逃す恐れが存在する。本企画では、解析ツールの使用のみならず開発段階にも深く携わる研究者達の講演を通して、NGS変異解析の落とし穴と更なる可能性について理解を深めていきたい。
日時 | : | 平成28年8月28日(日) 9:00〜12:00 |
会場 | : | 東京工業大学 大岡山キャンパス 蔵前会館1階 くらまえホール (アクセスはこちら) |
講演者
9:00〜9:45 | 伊藤 武彦(東京工業大学) 「ゲノム解析における「ヘテロ」な変異の影響」 |
9:45〜10:30 | 梶谷 嶺(東京工業大学) 「定番の変異検出手法からde novoアセンブリの応用まで -面白い変異見逃していませんか?」 |
10:30〜11:15 | 寺田 愛花(JST さきがけ、東京大学) 「遺伝子型の複合的影響と表現型の関係を結びつける多重検定補正法」 |
11:15〜12:00 | 瀬々 潤(産業技術総合研究所) 「進化の理解に向けたNGS利用 − 発現解析、大規模構造変異」 |